木の下の少女

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彼女は私の友達に気が付くと、泣いた顔に少しだけ笑みを描いた。 そして、 「今日は。」 と静かに言った。 友達はまた短くなき、差し延べられた少女の腕に撫でられた。 その腕に優しく頬擦りをする友達。 彼女も、目を細めて愛しそうにそれを眺める。
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