我、盾となりて守るもの也

13/14
前へ
/116ページ
次へ
「だいじょうぶですか?」 そう言い、手を差し伸べる薫 二人は何も言わずに手を取ると立ち上がった 「貴方はいったい・・・」 遙がそう呟くと、またしても由美が手をかざし、それ以上言うのを止めた 「ありがとうございました。貴方がガーディアンですね? おかげで助かりました」 事情を知っているらしい、由美はお礼を言うと頭を下げた それに釣られるように、遙も頭を下げる 「いえ、俺は依頼を遂行しただけです。二人共お怪我は無いということでしたら、このまま撤収します」 無言の二人を肯定と判断した薫は、一度頭を下げるとテラスしたまで歩いていき、そのまま跳躍し割れた窓から姿を消した
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9347人が本棚に入れています
本棚に追加