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「だいじょうぶですか?」
そう言い、手を差し伸べる薫
二人は何も言わずに手を取ると立ち上がった
「貴方はいったい・・・」
遙がそう呟くと、またしても由美が手をかざし、それ以上言うのを止めた
「ありがとうございました。貴方がガーディアンですね?
おかげで助かりました」
事情を知っているらしい、由美はお礼を言うと頭を下げた
それに釣られるように、遙も頭を下げる
「いえ、俺は依頼を遂行しただけです。二人共お怪我は無いということでしたら、このまま撤収します」
無言の二人を肯定と判断した薫は、一度頭を下げるとテラスしたまで歩いていき、そのまま跳躍し割れた窓から姿を消した
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