我、盾となりて守るもの也

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「お母様・・・あの人はいったい」 見送った遙は由美にそう聞いた 「彼らは、スターチスって言う組織の人間・・・今回は私宛に暗殺状が届いたの、っで彼らに依頼したのよ 私たちを守ってくださいってね」 そう言うと、今度は少し嫌な顔をして続けざまに言った 「それでも噂どおり・・・自分の身を犠牲にしてまで相手を守る文字通り『盾』となる彼ら・・・・『スターチスの盾』なの」 そう・・・つまり、自分より対象者を守る・・・自分が犠牲になっても守り抜くというものだ 「なんだか・・・つらいのね」 正直な感想・・・しかしそれは本当のことだった 「だけど・・・・・彼中々格好良かったな~」 ちょっと顔を赤らめてそういう彼女を母は不思議な光を宿した目で見ていた
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