或ル死神ノ話◇弐

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「というわけだ、解ったか?」 「……す」 「ん?」 「すごい!! あなたマジシャン!? こんな大きな物どこに隠してたのよ!?」 「……はあ!?」 「私こんなに間近で見るの初めてなのよ。ねえ、ほかにも何か見せてよ。」  俺の思惑(おもわく)と全く違う方向に話が流れている気がする。 「ね、いいでしょ? そうだ。見せてくれたら一時間くらいなら付き合ってあげてもいいわよ?」  さて、それは願ったりなんだが……どうしたものか。
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