主人とロボット

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「じゃ、おやすみ」 そういって香澄は自分の部屋に戻っていった。 もう夜も遅い。とりあえず風呂に入って寝ることにする。 明日はアイに町を案内しなければならない。 寝坊して香澄に起こされることだけは阻止しないと香澄は意地でも付いて来る。 その前に家を出なければならない。 (何なのよ香澄ちゃんは!? そりゃ私はいきなり現れたロボットですよ?でも何あれ!?許せない!成美に抱きつくなんてっ!あなたは成美の何なんですか!?さすがに私は主人の幸せを奪っちゃいけないけど、迷惑じゃない!?) 部屋の隅でぶつぶつ言ってるアイをほかっといて風呂に向かうことにした成美。 何なんでしょうあの子?精巧なロボット過ぎてオレが疲れる。もう完全にいじけてますよね? とりあえず部屋が息苦しいので風呂に逃げ込むことにした成美。へたれですね。 とりあえず湯につかりながらアイが機嫌を直すまで待つことにする。
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