4月1日 曇りのち晴れ

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部屋に残された巨大な箱を見ながら俺は思いっきりため息をした。 事故で家族と声を無くしてから、思えばこの家に来てから俺にはちょっと広いと感じていたが、この箱のおかげで少し窮屈に思える。 今からこの箱と格闘しないといけないのか… とりあえず箱をあけてみることにする。 ……………………………! おっ!!開いた。 すると中から少女がこっちを丸い目で見つめてきている。 「あなたが私のご主人様?」 ……………………………クゥ---リングゥオフゥゥゥゥ----!!! 過ぎ去ったことはもうどうしようもないが何とかしようと部屋の中を走り回ったり壁を殴ったりラジバンダリ! そんな中でも箱に入ったままの少女は不思議な目でこっちを見つめていた。
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