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彼女の話によるとどうやら本当に抽選でこの子は贈られたらしい…
「私はロボットなんです。」
そんな訳ないと思った。そんなこといわれて信じるのは馬鹿ぐらいだろう。ていうかこの子馬鹿だろう…
「あっ!今私のこと馬鹿っていいましたね!!」
へっ!?なんで!?
「言い忘れてましたけど、私はご主人様の考えていることが分かるんです!」
そういうと彼女は怒ってすねてしまった
あの…ごめんなさい…説明してください。
オレはわからないものはそばに置いておけないんです。
「え…それって私を捨てるってことですか?」
いやそんな言い方しないでよ…その…困る…
「ちゃんと私のこと理解すれば捨てられずにすむんですか?」
うん…そういうことだから、まずは名前教えてくれないかな…それとご主人様はやめてくれ、俺のことは成美でいいから
「成美…なんか女の子みたいな名前ですね♪」
ちなみに成美…この名前をつけて事故で死んだ両親をちょっと恨んでいる
うるさい!あと敬語もやめてくれ!照れるから!
「うん、わかった!ところで成美…顔真っ赤だよ。」
そ…そ、そんなことはどうでもいいから名前だよ!お前の名前!!
あっさり敬語を止めた彼女の切り替えが今は少しうらやましい成美
「…成美がつけてよ。」彼女からでた言葉にますます、戸惑うことになる成美であった。
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