第5章

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黒影はふと窓の外を見た。 黒影「ん?何だ」 黒影の目に映ったのは校門の前にカメラやマイクを持った人間達がいる光景だった。 黒影「……あぁ、マスコミか……」 昨日、ぶるぶるが殺したもんな。 幽子「何のですか?」 黒影「今日、ここの体育教師が死んだからだろ……って、いきなり出てくんな!!驚くだろ!!」 幽子「あはは、すいません。でも夜見ちゃったんですよ」 幽子は何か企むような笑顔になった。 黒影「……何を?」 幽子「貴方がテケテケと戦ってれ所ですよ、黒石先生。いえ黒影さんが正しいですか?」 黒影「……はぁ、お前がいるのを忘れてたよ」 幽子「まぁ、そんな事どうでもいいですよ。体育教師を殺したのは貴方ですか?」 黒影「いや、ぶるぶるに俺が頼んで殺してもらった」 幽子「ぶるぶるさんてあの外で叫んだ声の人ですか?見ませんでしたけど」 黒影「あー、女の子が宙に浮いてるのは見たか?」 幽子「はい、見ました」 黒影「あれは浮いてたんじゃなくて、ぶるぶるに抱き抱えてたんだ。ぶるぶるは見えないんだ」 幽子「へー。じゃあ、貴方達は影に入ってましたけど何でですか」 黒影「あれは俺の能力で影に入り違う影から出る事ができる。あの後、家に帰ったんだ」 幽子「そうなんですか」
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