美優の場合

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私は部屋に戻り、小さな鈴の付いた細い首輪をバックから取り出してギュッと握り締めた。 「ごめんね。そして、ありがとう」 私は気持ちを込めて、首輪に語り掛け、首輪をアクセサリーケースの中に丁寧にしまった。 窓からは、まばゆい朝の光りが差し込んできた。
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