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『下弦っ…!今今今今今!白い奴がいたっ!』
私は、極度の興奮が抑えられずに、下弦に当たっていた。
『下弦も見ただろ!?その目は節穴!?』
軽く酷い事言ったから、反省はしてる。
私は極度の興奮状態にあった。
多分、例えて言うなら、UFOを見つけた気分だ。
今まで見た黒い人物じゃない、白い人物。
あれは誰?
殺人鬼or不審者?
落ち着け、私。
白い人物は見失ったから、少女のもとに戻ろう。うん、そうしよう。
―――…
『白い服装の人物を見たのね。』
『あれは誰?』
その時には、流石の私も落ち着いていた。
逆に、この話を少女にしたら、少女の方が落ち着きを失い始めていた。
『白い服装の奴等が…。収集者よ…。』
あぁ道理で
下弦が私を止めた訳だ。
収集者に会うと言う事は、緋い革紐を付けられると言う事。
壊されに行くようなものだ。
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