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「じゃあこれは要らないな」
と言って5枚のプロマイドを破り捨てた。
「ではこれから第一回クラス選抜試験を始め「その試験、ちょっと待ってー!!!」
ハァハァ、と息をつきながらやって来たのは。
全身真っ赤な美女!!!
……全身真っ赤な美女!!!
恭様は自分の台詞に被されたのが不満そうに。
「ふー、誰だね君は僕の台詞を被せるとはなかなか度胸のある娘じゃないか。君名前は?」
「えっーと、獄炎沙希と言います。皆さん宜しく御願いします」
ペコリと頭を下げて皆に挨拶する。
「おい、獄炎って確か五大貴族の一つだよな。あんな可愛い娘だなんて聞いてないぜ」
「いや、でも全身真っ赤だぜ。俺は他の二人に期待かな」
どうやら大地の奴は居なかった事になってるらしい……ドンマイ
ザワザワザワザワ
「おい、静かにしろ、早く静かにしないとプロマイド一枚ずつ破ってくからな、予備は用意して無いぞー」
「「「だから、いらねぇよ!!!」」」
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