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某所
一人の少年と二人の大人が向かい合って話をしていた。
「父さん、母さん行ってきます」
「行ってらっしゃい、ちゃんとご飯食べるのよ。それから…」
「母さん、止めよう準だってもう15だ。大抵の事は一人で出来るし何も無人島に行くんじゃない、あっちには沢斗だっている心配する事はないさ」
「そうゆー事、任せとけって」
準と呼ばれた少年はそう言って一歩、ニ歩下がり地面に陣を引く。
見る見るうちに陣は完成していき準が不思議な光に包まれた頃。
「準、風邪ひくなよ」
「りょーかい」
光と共に少年が消えた。
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