仲間

4/8
前へ
/56ページ
次へ
「なぁ岸部、ここが何両目かわかるか?」    岸部は傷をハンカチで拭きながら答えた   「えぇと・・・確か、1両目」   「あんがと、じゃぁ下って行くか」   宏輔が足早と歩き始めた   「お、ぉぅ」   岸部はふらつきながらついて行った   (大丈夫かな・・・)   2人は6両の内3両目まで探した   「みんな死んでたな・・・」   岸部が言った   「あぁ」   宏輔は暗い声で返事した   「最後の両を確認するか!」   しかし岸部が大声をあげた   「いやまて!なにか動いてる!」   椅子の影でなにかがうごめいていた
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加