あの世

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微かにだが死体だと思っていた人達は全員生きていた   「あぁ・・・」   「誰か・・・いるの・・・?」   「助けて・・・くれ」   「家に・・・帰りたいよぉ・・・」   「こ、殺される・・・」   「!?」   宏輔は聞き流さなかった   「殺される!?誰にッ!?」   「・・・組の・・・江・・」   死にそうな生徒は小さな声で言った   「はッ?誰だって!?」   宏輔は必死に聞き取ろうとした   「5組の下江・・・」   「下江だって!?なんであいつが?」   『下江はよくしっている、オカルト好きの少しおかしい奴だ』           「おい」           後ろから下江が入ってきた
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