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「フム…、この学園の試験は筆記だけだからの、よく解らんのじゃ」
学園長は苦笑いをしながら、統夜の問いに答えた。
「そうか…、ならDクラスで頼む、ジジイ」
統夜は学園長に向き直り、少し頭を下げて言った。
「なんじゃ?少年はてっきりSクラスにすると思ったが、何故じゃ?」
学園長は心底、驚いた様子で統夜に訊いた。
「ふっ、ただ単に面白そうと思っただけだ」
統夜は微笑みながら学園長に答えた。
「成る程、気まぐれか…、まあ良い、少年をDクラスに編入する、今日はワシのせいで慌ただしいから明日から授業に出てくれ、良いか?」
学園長は最初は呆れた顔をしていたが、編入の話になると真面目な顔して、統夜に言った。
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