†最強だった少年†

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「ふっ、俺は何処にでもいるただの…、学生さ」 統夜は扉の前に立ち、顔だけを学園長に向けてそう言った。 「俺はもう帰るぜ、じゃあなジジイ、それと座っている椅子には気をつけろよ」 統夜は右手をズボンのポケットに突っ込み、左手を掲げながら、扉から出た。 統夜が立ち去った後、学園長は解らないと言った顔しながら、背もたれにもたれ掛かかろうとした。 「一体、何に気をつけろと言うのじゃ、少ねブロアアァァァ!!??」 が、突然椅子が崩壊して、学園長は床に思い切り叩きつけられた。 「がはっ!!少年よ、超魔合金で出来た椅子を気だけで壊すとは、やはりただ者では……な………い…な……?」 学園長は椅子の瓦礫の中からはい出て独り言を呟いたが…。 ピシッ!ゴゴゴ…! 「ま……まさか!!」 学園長はこの後に起こる事に危険を察知し、逃げようとしたが。 バキバキバギィ! ドゴオオオォォォォォンン 「ぬああああぁぁァァ!」
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