†クラスメート†

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「私、武器としての名前が解らないんです」 アリスは顔を俯きながら、弱々しく答えた。 統夜はそんなアリスを見て、尚且つ、口を開いた。 「理由は解らないのか?」 統夜は一応、ブレイド族について知っているので、詳しい理由をアリスに訊いた。 「理由もはっきりと解らないんです」 アリスは顔を俯き続けながら、統夜に答えた。 そんなアリスを見ながら、統夜は顎に手を当て考え始めた。 「なら、まだ武器に覚醒していないとか?」 統夜は頭に浮かんだ物をアリスに訊いた。 フルフル アリスは口を開かず、首を横に振った。 「じゃあ、完全な武器になれないとか?」 統夜は立て続け、アリスに訊いた。 フルフル しかし、アリスはまた首を横に振った。 統夜はアリスがまた首を横に振ったのを見て軽くため息を吐いた。 「ハァ、………なら、パートナーがいないとか?」 ビクッ!!! 統夜は駄目元でアリスに聞いたが、アリスは肩を大きく震わせた。 「どうした?アリス?」 統夜はアリスの突然な反応を疑問に思い、そう尋ねた。 「私……パートナーは…いました」 アリスは掠れた声で統夜の問いに答えた。
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