11256人が本棚に入れています
本棚に追加
ゴトッ
「ほれ、出来たぞ」
統夜はアリスの前に先程、出来た鍋焼きうどんを置いた。
「あっ、ありがとうございます」
ズズズッ
アリスは統夜が作った鍋焼きうどんが置かれると目にも留まらぬ速さでうどんを食べはじめた。
「ハハッ、よっぽど腹が空いていたんだな」
ズズッ
統夜はアリスが食べている姿を見ながら、自分の席に座り、うどんを食べはじめた。
「ごちそうさまでした」
「どう致しまして」
数分後、統夜とアリスはうどんを平らげていた。
「それにしても、暁さんはこんな時間まで、何をしていたんですか?」
不意にアリスは台所で食器を洗っている統夜にそう尋ねた。
ちなみに、時計の針は午前3時を指していた。
「あぁ、それは、この家と制服に恒久形状固定の刻印を施してたら、こんな時間になっちまった」
統夜は髪をボリボリとかきながら、そう答えた。
「え?恒久形状固定の刻印?……………って、刻印!?」
アリスは統夜の答えに驚愕した。
最初のコメントを投稿しよう!