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「刻印って、異世界に住む上級魔族以上が扱うあの刻印!?」
アリスは驚きながらも、統夜に訊いた。
「あぁ、その刻印だ」
統夜はさも当然の用に答えた。
「エェー!?なんで、人間である暁さんが刻印を!?」
アリスは統夜のサラっとした答えでさらに驚き、ほとんどパニック状態である。
「いや、俺、人間じゃねぇよ」
統夜はパニック状態のアリスに冷静に答えた。
「エェー!?じゃあ、暁さんは何ですか!?」
パニック状態のアリスは深夜に関わらず、大声で統夜に問い詰める。
「俺は鬼だ」
統夜は大声を撒き散らすアリスに冷静かつサラっと答えた。
「え?鬼………?」
アリスは統夜の冷静かつサラっとした答えにキョトンとした。
「って、鬼いいぃぃぃ!?」
数秒間、キョトンとしていたアリスがまた大声を上げた。
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