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「鬼って、最果ての孤島に住むあの鬼!?」
アリスは声のトーンを変えず、統夜に訊いた。
「あぁ、その通りだ」
統夜は冷静なまま、アリスに答えた。
「なんで、孤島に住む鬼が島の正反対の、ましては、大陸のど真ん中の王都にいるんですか?」
アリスは先程よりは声のトーンを落とし、統夜に疑問をぶつけた。
「ん~……、気まぐれかな」
統夜はアリスの疑問に少し考えそう答えた。
「き、気まぐれで王都まで来たんですか?」
アリスは軽く呆れながら、統夜に質問を続けた。
「いや、学園に入学しに来た」
統夜はいつもと変わり無い口調で、アリスの質問に答えた。
「…………え?…………鬼の暁さんが王都の学園にぃいいいい!?」
アリスは少しの間をおいてそう叫んだ。
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