不思議な本

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そこには何もなく、私一人が草原に立っているような感じだった。 「あはは…、まだ寝ぼけてるのかな~(笑)」そう言いながら自分の頬っぺたをつねってみる。 「痛い…。夢じゃない…。あれ~?」 混乱している私の後ろで何か気配がした。 「!?」私は後ろに振り返ってみる。 ―そこに居たのは… 白くて毛並みが揃っていて、丸っこい体、青い目がクリクリして…なんか可愛い!← 「可愛い…」私はその動物に近付く。 「来るんじゃねーよ、)俺様の美しい毛並みが乱れるだろ?」 ……めっちゃ俺様ー!?しかもなんか腹黒い… 「聞いてんのかよブス!嘗めてると俺様のキックかますぞ。」 黒い…外見は白いのに中はめっちゃ黒い…。 「聞いてんのかよ!?」その動物(?)は私にキックする。 「んが!」 ダメージ6残りHP24…。 「え!?この上↑の文字どういう意味?!」 「くく…死ねぇ!」またその動物が襲い掛かってくる。 よし!逃げよ!! スタコラサッサ- 「まてぇ!」その動物は素早い足で追い掛けてくる ――――。 「はぁ…中々やるじゃねぇか。」ゼェゼェ言いながら動物が言う。 「あ、あなたこそ…。」 なんか打ち解けちゃった私達… 「お前名前は?」動物が私に聞いてきた。 「私の名前は…」 (あれ?私名前なんだったけ??) 私が悩んでると一匹のアゲハ蝶が飛んできた。 「アゲハ…。」私はアゲハ蝶を見て呟いた。 「アゲハか…、いい名前じゃねぇか。」 「え?」 (あ…、アゲハ?…ま、いっか…。) 「俺様はシーラだ。」動物ことシーラは言った。 アゲハ「ねぇここ何処か知らない?」image=214128961.jpg
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