02 同志(とも)との談合

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眼帯くんと出会ってから、一週間が過ぎようとしていた。 「関わらないほうがいい」 そう言われて、私は中々話しかけることが出来ないでいた。 名前を聞くことすらままならず、もどかしい気持ちでいっぱいだ。 周りは友達を作ろうと必死な中、眼帯くんだけは、やはり堂々としていた。 あぁ、なんて孤独で男らしいんだろう。 私はまた胸の高鳴りを感じた。 孤独で堂々とした男、そんなの、いつの時代も女の子の憧れでしょ?
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