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ぼくが見つめる窓はいつもくすんでいて…
灰色の世界が広がってる。
「はやくココからでたい。」
黄色い体もコレじゃ窮屈だ
足元の泥が気になって
歩くのをやめてしまってからどれくらいたっただろう…。
もともと熱かった体も、
灰色の天井をみつめるうちに
冷え固まってしまった…。
突然だが雲は晴れる
僕は逆立ちで初めて外に出る。
足元の泥も気にならないぜ…
体に突き刺さるは銀の棒
僕の肉片をすくって運ぶは
新たな「世界」
つぎなる世界はどうやらまた暗いらしい…
ぶつぶつ言いながら
プリンは口へと運ばれる…
<終わり>
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