1、覚醒

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早波家は兄弟4人だけの家族だ。 両親はまだ真夜が5歳の時に事故で亡くなった… 写真でしか知らない両親… 優しそうな親だが、何故だか、あの夢を見てから本当にこの人達が親なのか?と疑問に思ってしまう時がある… 「真夜?…気分悪い??」 3人が心配そうに顔を覗き込んでいた。 どうやら箸を持ったままボゥ-としていたらしい… 無表情で無口な真夜は、体調が悪くても抱え込む癖がある… 「…悪くない…元気…」 「そっか!後で栄養ドリンク作ってやるな♪」 「…ドリンク♪」 「気分悪くなったすぐに言えょ?俺が看病してやるから!!」 「…いらない」 「ガ-ン@Д@;」 「無理しちゃ駄目ですからね!?」 「…ありがと、冬我」
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