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  ……さて、そろそろ腹が満たされてきた。 ちょっと苦しい。 が、僕の前にはまだ、巨大な皿が、たんまりとあるわけだ。 こういう時、僕はこれを残したりはしない。 「じゃ、ちょっと行ってくる」 「了解いたしました」 向かうは、トイレ。 そこで僕は、用を足すわけではない。 「…うぐっ」 喉奥に、指を突っ込み、そして嘔吐するのだ。 こうすることによって、大量の料理が食える。 そんな僕を、下民は愚かだという。 まぁ、そんなこと言った奴、剣奴にして死刑だけどね!  
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