今ならまだ

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今ならまだ

左の扉を散策中の良介達はと言うと。 タッタッタッ 桓汰が走っていた。 良介「どうしたんだよ桓汰」 桓汰「ドア」 由利「馬鹿な事言わなくていいから」 良介「本当にドアがあるぞ」 ギィ 桓汰「此所は、寝室か?」 良介「見る限り、紳士のな」 由利「何で?」 良介「ほら、こんなに沢山資料がある」 由利「資料何か女性だって」 桓汰「考えて見ろ。昔の、しかも大富豪の女性が、こんなに沢山の資料を山積みにしとくか?」 良介「しかも、此処には、紳士服しかない」 桓汰「しかも、今月のメイド、執事の給料精算、此方には、今日、妻がとうとう子供を出産した。男の子と女の子の双子だそうだ。って書いてある日記がある」 良介「こんなのが、壁に貼ってあった。」 由利「パパの寝室?」 桓汰「此方には、三郎の寝室。だって」 良介「待てよ。三郎って…」 桓汰「小学校のときの野球の老いぼれ監督やん」 ガタン ガシャン 由利「どうしたの?良介」 良介「何処かに、手紙かなにかが…あった‼……………赤坂」 桓汰「じゃぁ、やっぱり?」 良介「あぁ。赤坂 三郎。老いぼれ監督だよ」
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