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「なぁ、ハニー?俺はハニーとイチャイチャしてもいいぞ?」
「バカか?寝言は寝てから言え」
「つれないなぁ、ハニーは。そんな堅いこと言わずに、な?」
次の瞬間、デイビッドの顔が近くなり、セバスチャンの顔に覆い被さった。
セバスチャンは動くことが出来なかった。
デイビッドがキスをしてきたのだ。
一瞬、セバスチャンは反応できなかったが、すぐさま思考を切り替え、デイビッドに抵抗する形で体を押し退けようとするが、力が入らない。
「…ん、ふ…っ」
デイビッドは舌をうまく使い、セバスチャンを翻弄させる。
「…っ、ハニー?全然抵抗できてないよ?」
「……っ///」
セバスチャンは顔を赤らめる。
可愛いなぁ…なんてハニーに言ったら怒られるかなと思いつつ、また唇を重ねた。
無理矢理こじ開けられた唇に舌を入れ、相手の舌と絡ませればクチュ、クチュといやらしい音をたてる。
その音を聴くと、変に恥ずかしくなる。
もう、セバスチャンは足腰がまともに立っていられなくなるくらいにフラフラだ。それをデイビッドが背中に腕を回し支える。
「…ハニーのココ、もう限界なんじゃないか?」
デイビッドが唇を放し、耳元でつぶやく。
耳に掛かる息が、セバスチャンの敏感なところを刺激する。
もう、セバスチャンの下肢は膨らみを隠しきれないくらいになっていた。
「辛いんじゃないのか?今、楽にしてやるからな」
そう言って、ズボンの簡単に脱がせ、セバスチャンの自身を握った。
「…な?!や、やめ…っ」
いきなりの刺激にビックリしたのか、セバスチャンの身体がビクビクふるえるのを感じた。
「…怖い?痛くしないから、怖がらないで」
デイビッドはセバスチャンを優しく包み込むように抱きしめた。
セバスチャンのふるえがおさまった頃、トントンとドアを叩く音がした。
「お?誰かきたな。どうする?ハニー」
セバスチャンは羞恥のほうが大きくて、耳には何も聞こえていないようだ。
「ハニー?聞いてるか?」
「…な、なん…だ?」
「だからぁ、誰かがドアを叩いたんだってば」
それを聴いた瞬間、顔がものすごく赤くなりジタバタとデイビッドから逃れようともがいた。
が、しかし、無情にもドアは開いてしまった。
→恭弥へ
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