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「ぎゃあああああああ!!!」
私の後方から悲鳴が聞こえて来た!!
私は後ろを振り返った。
石橋「て、てめぇ・・・・」
目無しは私の存在を完全に無視し、依頼者の子供の顔半分を毟り取ったのだ!!
悲鳴と同時に顔半分持って行ったようだった。
初めて依頼を失敗した・・・
この事実も去ることながら、私は別の意味で憤慨した。
石橋「てめぇ!!俺を無視しやがったやかな!!舐めやがって!!」
無視された怒りに任せ、目無しの背後から肩を切り裂こうとした。
しかし、鬼斬丸は目無しの肩甲骨辺りでピタッと止まってしまった!!
カリカリカリ……カリカリカリ……カリカリカリ……
私の攻撃など意にも介さず、子供から抜き取った目玉を喰っている目無し・・・・
その表情は、光悦しているようだった。
石橋「ふざけんなよ!てめぇ!!」
肩甲骨で止まっている鬼斬丸を、渾身の力で斬り入れる!!
その時!!全く予期していない事が起こった!!
パキン・・・・
邪悪を斬り捨てる神刀が
目無しにそれ以上斬り入れる事無く
折れてしまったのだ!!
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