131人が本棚に入れています
本棚に追加
『じゃあ、行ってくるね』
そう一声かけ、煙草を消しながら立ち上がろうとした瞬間、
『行っちゃヤダぁ―!』
声と同時に亜希が泣きながら抱きついてくる
というかラグビータックル(苦笑)
あまりの勢いに2人して倒れ込み私の胸を叩きながら亜希が叫ぶ
『一緒じゃなきゃイヤなの!』
『もう心配したくないよぉ』
鼻水もそのままに大泣きする亜希
負けじと私も鼻水を垂れ流し強く抱きしめる…
まぁ若気の至りってヤツだ
端から見たらガキの恋愛ゴッコと言われそうだが、その瞬間、私には泣きじゃくる亜希の姿に何よりも深い愛を感じていた
最初のコメントを投稿しよう!