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自分から別れを切り出したくせして涙が溢れ出た。 「だけど、これだけはわかってほしい。俺はお前のコト、メッチャ愛してた。このエビスナックみたくあっさりぢゃない!!」 彼は言った後、私を強く抱き締めた。彼の目には涙がにじみ出ていた。初めて見た彼の顔だった。彼の愛を私は理解していなかっただけなんだ。彼の愛を見ようとしてなかったんだ。こんな愛しい一面も持っているのに。彼はまだ涙を流していた。 「別れるなんて嘘よ。ちょっといじめてみただけよ。泣かないで」 二人は無言でキスをした。ほんのりエビスナックの味がした。 私たちはその後もラブラブが続いている。今日も私の部屋でエビスナックを食べましょ。
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