第三章 ともだち

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次に目を覚ますと知らない場所だった。 真っ暗な部屋に豆電球が1つ、乏しく光を放っている。 「ん……っ!んんっ」 ガムテープで口を塞がれていて話せない。 自分でも何が起こっているのか分からなかった。 「目覚めた?」 暗闇の中から姿を現したのは東条くんだった。 「んっんんっ」 「しーっ!聞きたいことは分かってるよ?(笑)『ここはどこ?どういうつもり?』だろ?ここは今は使われていない離れの体育倉庫。ある人に頼まれてね……アンタの全裸の写真を撮ってこいってさ」 いつも私に見せていた東条くんとは全然違っていた。
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