第三章 ともだち

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「おい、目隠しをしてやれ」 口を塞がれ、手足を縛られているうえに目隠しまでされた。 「んーっ………!」 話したくても喋れない。 「大丈夫。おなしくしてればすぐに済むから」 そう言って、乱暴に制服を脱がしはじめた。 「ん―っ………んっ、んんっ」 どんなに叫んでもやめてはくれない。 シャッターの音がかすかに聞こえる。 プルルルルル♪プルルルルル♪ 私の携帯が鳴った。 圭だ。 助けて!
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