第三章 ともだち

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「んんっ、んっ」 ドンドンッ 「あっ、ガムテープ外すの忘れてた………」 ベリッ 「ぷはっ……ひどくない!?急に抱き抱えて逃走したと思ったらガムテープも外してくれないでほったらかしで」 「ごめんって………」 コツッ 私は圭の背中におでこを合わせた。 「…………怖かった……助けてくれてありがとう」 「…………」 「どうしたの?圭?」 「あいつら、友里の裸見やがった………っ」 「いいよ。そんなの………」 「よくない!」 「もしかして妬いてる?(笑)裸くらい圭ならいつでもみせてあげるよ」 いつも強がりな圭が初めて私に嫉妬を妬いてくれた。
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