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「先生…手術はしない事にします。」
話し合った結果、手術はしない事にした。「本当に、いいんですね?」
先生が確認をとった。
「はい…」
こればかりは、しょうがない事なんだ…そう、自分に言い聞かせた。
安楽死させるまで、2週間、ジュンを家で看病する事になった。
ご飯も、自分で食べれないくらいにまで、体力が落ちていた。
「ほら、ご飯だぞ!」無理して明るくしてた。抑えきれない感情が、涙となって溢れだした。
「ごめん、ごめんな!」精一杯、ジュンを撫でた。ジュンはまるで、「泣かないで」と言ってるように、優しく舐めた。
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