一匹の犬

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だんだんに大きくなって来て、自分と同じくらいまで、大きくなった。 相変わらず、逃げるおれ。 怖いのだ… 触りたくても、さわれない。 あの日の恐怖が蘇ってくる。 でも…だんだんに、その姿を見ているたびに、可愛く思えた。 幼かったおれは、犬は怖いものなんだ、それが、頭から離れなかった。
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