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それとも、今生きていることを後悔しているのだろうか・・・。俺は、あいつを幸せにすると心に決めたのに・・・。
ごめんな悠香・・・。
それから数日、俺は悠香に会うことができなかった。メールも送れなかった。そんな落ち込んだ状態で学校に行っていた。
「将吾・・・どうしたの?最近暗いよ?」
「瑞綺か・・・。」
「あ、えっと、あの時はごめんね。いきなりキスして。」
「あぁ。べつに・・・。」
「私さ・・・将吾のこと好き、なんだよね。」
「ふぅん・・・。・・・・・・え!!」
「好きなの。あなたのことが・・・。」
「・・・知ってるだろ?オレには・・・。」
「知ってる。知ってるけど、この心が止められないの。あなたが好きという気持ちであふれている。・・・あなたに彼女がいること・・・わかってるけど・・・。」
「ごめん。俺は君の想いには答えられない。」
「・・・うん、わかってた。そう答が帰ってくることも。」
「・・・。」
「ごめんね。本当にあんなことして・・・。」
「いい・・・。」
「ありがとう。」
アイツがオレのことを好きだったなんて知らなかった。・・・いや気がつかなかっただけだろう。俺はまだ恋や愛を知ったばかりだ。
はっきり言って本当によくわからない。手引きや基礎みたいな理論があるわけじゃないから・・・。
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