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アイツにとっては、どれも嬉しかったことばかりだからな・・・。
そんなことを考えていると一人の女の人が悠の前へ来た。そして・・・。
「将吾の彼女さんですよね?」
悠は頷いた。
「どうしてここに?もしかして将吾に用事でもあったんですか?」
悠は動かなかった。
「そういえば、あなたはどうして一言も話さないんですか?」
「あんたに話すようなことじゃねぇよ。」
「あら、あなたは?」
「別にあんたには関係ない。それと聞きたいことがあるんだが。」
「・・・なんですか?」
「将吾君と瑞綺という人が付き合っているは本当か?」
そのあと彼女は笑い・・・。
「えぇ。本当よ。」
そういった。
「告白したんです。彼女がいても構わないから付き合ってほしいって。そしたら、彼女にバレないようならいいと言ってくれたんです。」
悠はすごく悲しい顔をした。
彼女はさらに追い撃ちをかけるようにいった。
「将吾は今の彼女のそばにいるのはただの同情で今はもう一緒にいるのも重いなんていってました。」
それをきいた悠は涙を流し走り出した。
「悠!!」
すぐにオレも追った。さっきの話しから読み取るに、あれが噂の瑞綺という人なのだろう。
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