26人が本棚に入れています
本棚に追加
「悠香がOKしたのか?」
「・・・さぁ、どうだろうね。」
「てめぇ・・・人の女に・・・。」
「君が悪いんだろ!!」
「は?」
「君がほかの女の子と仲良くしてるから!!」
「・・・!!」
「君の学校に今日、一緒にいったよ。悠と。そしたら君の彼女という瑞綺という人に会ったよ。ずいぶん、悠のことをひどくいってくれたようだね。」
「え?」
「悠と一緒にいるのは同情だけで、そして、悠のことを重いなんて・・・。君がそんな奴だったなんてな!そんな奴に悠はやれない!もう悠にかかわるな!」
そういって俺は、その場を去った。
「いったい・・・なにを・・・?オレが悠香のことを?」
次の日、浅月の言っていたことの一部が聞こえてきた。たしかに、オレと瑞綺は付き合っているという噂が流れているようだ。
でも、オレが悠香を悪くいうようなことはいっていないようだ。ならあれは浅月が嘘のことを言っていたのだろうか。
「将吾。」
「瑞綺か。」
「噂・・・もう聞いた?」
「俺達のことか?」
「うん。・・・ショッピングモールであんなことをしちゃったから・・・ごめん。」
「いい。」
「でも、この噂、昨日彼女さんが聞いていたみたいだよ。」
「なんで、わかるんだ?」
「彼女さんがいたのを見掛けたの。」
「・・・。いつ、どこで。」
最初のコメントを投稿しよう!