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「昨日、私がいたあたりかな?」
「そうか。」
「ひどい人はあなたのことを悪くいう人もいたよ。」
「・・・。」
こいつは、オレに嘘をついた。浅月はこいつから聞いたといっていた。
だが、浅月の方が嘘をついている可能性もある。まだ、瑞綺を疑うわけにはいかない。
「本当の彼女にバレないなら、私と付き合ってもいいみたいなことを思ってることとか、本当はその彼女のことは同情だけでいて、本当は重くてもういやになったとか・・・。」
瑞綺は浅月が言っていたことを言っていた。
「一体誰がそんな噂を・・・。」
「わからない。でも、悪い人じゃないのに・・・。」
「それよりも、この噂をどうにかしないとな・・・。」
「そう・・・だね。」
一体誰がなんのために、何の目的で噂を流したのかはわからないが、その噂を消さなければならなくなった。
オレは不安はあるけど、悠香のことが好きなのは変わらない。手放す気もない・・・けど・・・。悠香の悲しい顔を見ると自分はどうすればいいのか悩んでしまう。
オレはアイツを不安にさせてばかりだな・・・。
そんなことを考えながらオレは一人で噂を流したやつを突き止めるために調査を始めた。
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