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あれから、数年が過ぎた。
私は高校を卒業し、大学に進んだ。
特にやることも見つからずに大学に来てしまった。
生きることは予想してなかったから、将来のことなんて決めてなかった。
だから、大学で自分のやりたいことを探すことにした。
将吾はデザインの勉強をするために専門学校に進んだ。
シルバーや服色んなもののデザインを勉強していた。
私が声を失った日、本当に悲しくて泣いた。
そばに将吾がいたから、将吾にしがみついて。
あれから、歌も歌えなくて話すこともできなくて本当につらかった。
でも、将吾のそばで過ごしているうちにそれも薄れていった。
最近はメモ帳等を持ち歩いて書いて会話をしている。
離れているときは、勿論メールで。
学校が終わると二人で会って、どこかへでかけたりしている。
でも、最近は私の大学の図書館によくいる。
話すことといえばお互いの学校の話。
その話を聞いて、私は一体どんなことをこの先やっていこうかと考えていた。
その他では・・・
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