Final melody ~最後の旋律~

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浅月に時々会う。 浅月は、今大学で経済学を学んでいる。 家を継ぐために必要といわれたようだ。 ついでに、大学は同じところ。 まぁ、反対のところで授業をやっているから会うことは本当にまれ。 時々、浅月からメールがくるときがある。 内容は様々だ。 お昼に一緒に食べようかとか、空いてる時間に図書館で会おうとか。 普通に話すだけのときとかもある。 「お、悠。」 どうやら、今は授業がないようだ。 〔どうして、こっちの建物にいるの?〕 「悠に会いたくなってね。」 〔そっちはどう?楽しい?〕 もう、何回聞いただろう。 「最近は少し大変だよ。」 〔何か忙しいの?〕 「そういうわけじゃないんだ。最近・・・。」 「蓮センパーイ。」 「うわ・・・。」 何となくどういうことかわかった。 「先輩どうしてこっちにいるんですか?こっちで授業ないですよね。」 「まぁね。」 「あれ、その人は?」 「え?えっと・・・。」 「あ、もしかして・・・先輩の彼女さん・・・ですか?」 「そうだよ。」 えぇー!!ちょっと浅月何を言って・・・。 「そうですかー。なーんだ。狙ってたのになぁ・・・。」 そういって女の子は去っていった。 〔浅月、ちょっとさっきの言葉取り消してよ。〕
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