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「ねぇ!聞いてるの!?」
そんな事をぼーっと考えていたら、急にすごい力で肩を揺すられる。
「…あ?…なに?」
「だぁかぁらぁ。本当に家まで送って行かなくていいの?なんなら、このまま またどっか行っちゃう?」
キラキラと瞳を輝かせ、俺の顔を覗き込んでくる。
朝から元気な女だ。
「…いや。いいわ。
ダルいし。帰る。」
そう言って車から降りようとドアに手をかける。
俺のそんな反応が予想外だったのか女が焦ったように俺の腕を掴んだ。
「ちょっ ちょっと!本気!?」
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