壱の章、出会い

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5分後。 ガラガラガラ……。 扉の開く音にそちらに視線を向ける。 昨日写真で見た女の子、夢にまで出てきた女の子がそこにいた。 白を基調とした清潔感溢れるセーラー服、甘そうな栗色の髪はツインテール、ミニスカートからは美しい輝きを放つ白く綺麗な足が見えていた。 ヤベぇ……見とれちまった。 「おい。」 は? 「聞こえないのか!? お前だよ。そこの美人のアンタ!私は水面瑞希。アンタは?」 俺は一瞬固まった。 この少女……何者? 「……美波、渚。」 「フン、とりあえず仲良くしてやるからありがたく思え。 ちなみに私のクラスはどこ?」 このクソガキ……… 少し可愛いからって… なんて思えない。 何より可愛すぎる。 ツンデレ?知るか。 「水面さんは俺と同じクラス。」
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