零の章・誕生

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「やぁ、初めまして。私はここ、美波研究所の所長、美波卓人<ミナミ タクト>だ。」 話し掛けてきたのはまだ30過ぎにしか見えないオッサンだった。 俺は誰なんだ? 尋ねようとしたが、声が出ない。 「何か質問があるようだね。でもまだ君は完全な状態ではない。 質問は後程。」 そういうと、オッサンは俺に背を向け、喜び、はしゃぐ仲間?の方へ行ってしまった。
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