零の章・誕生

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俺の口から出ていったのは可愛らしい声。 高いってワケではないが、渋い声ではない。 いや、この声……ひょっとして… 俺は自分の胸や股間に手を当てて確かめる。 ……な い。 オッサン達は唖然としているが、知ったことではない。 それよりも…… 「おい!俺…女なのか?」 「渚、女の子なんだから『俺』はないと思うが。 ちなみに君は17歳。間違いなく性別は女だ。 『アレ』はなかっただろう?」 バキッ!
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