零の章・誕生

8/10
前へ
/222ページ
次へ
「そう。水沢首相の隠し子で…」 「ちょっと待て!なぜ俺がそんなこと知ってるんだ!?俺はなぜ、どうして色々なことを知っている?俺は何者なんだ?」 俺は一気に疑問をブツけてみた。 「……君は私の娘だ。」 「俺はアンタと過ごした記憶がない。 そもそも独身のアンタに娘ができるって話がおかしい!」 ここまで言うと、ヤツは俯いてしまった。 互いに気まずい沈黙になりかけた時、携帯電話がなった。 「…これはこれは水沢首相!…ハイ。…ハイ!遥さんは私が責任を持って教育を…お任せください! ハイ。失礼します。」
/222ページ

最初のコメントを投稿しよう!

280人が本棚に入れています
本棚に追加