友達

4/6
68211人が本棚に入れています
本棚に追加
/289ページ
《彰》との出会い 彰との出会いは入学式の時 隣に座ってた奴が彰だった pumaのジャージに サンダルを履いて 青のグラサンをかけていた 隣に座った俺を睨みつける 『なんやねんこいつ うっとーしぃーのぉ!』 イライラしながらも目を合わせなかった 9月の上旬 電車に乗り 学校に向かう時 前の席に アロハをきて 金髪の奴が座った その時は そいつが彰なのは気付かなかった …っていうか存在すら忘れてた まえの席に座った奴は俺を睨みつけていた 『スルーしよ』 とシカトをして 眠りについた 「なぁ!」 耳元で声がする 「おいって!」 目を開けて横の席を見るとそいつが座っていた 『何?』 「お前ってもしかしてT高校通ってない?」 『そうやけど。 ってかお前誰?』 「やっぱりなぁ~! 入学式の時、隣の席座ってたんやで俺 なんかいちびってる奴が隣に座ってたし お前背高いから覚えてた!笑」 この時に思い出した 『あっ!お前か! 俺も思い出したわ 入学式の時 隣にいちびった奴おって ガンつけてくるうざい奴おったんやわ。 それお前の事な!笑』 「おー!言ってくれるやん!笑 おれ彰 通学一緒の電車なら これから毎日一緒にいこや♪」 と俺の肩をぽんぽん叩きながら 笑顔で言ってきた かなり馴れ馴れしい奴 けど、こーいう奴は嫌いではなかった 『俺マコト 通学中暇やったし 電車一緒なら一緒に通おか』 彰の肩を叩き返した これが《彰》との出会いだ
/289ページ

最初のコメントを投稿しよう!