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部活が終わって、あたしは帰る準備をしていた。
時間は8時をすぎていた。
あたしはちょっと遅くなったと思いつつ携帯をいじりながら門を出ようとした。
その時だった。
「瑠衣!」
声の主は
芽生だった。
「びっくりした!芽生もこっちなん?」
「そーやで!なんや、瑠衣もこっちなんやったら言ってくれれば良かったのに」
「そんなん言われても知らんもんっ」
「それもそやな」
そう言って芽生は苦笑いしていた。
芽生と並んで歩いていたら、思うことがある。
こんな人が彼氏だったらきっとベタ惚れだろーなぁ
って。
今思えばこの時から始まっていたのかも知れない。
この気持ちが
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