第二章 友達

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    外へ出たら昨日と変わらない可愛い芽生が居た。     髪の毛がペタッと寝ていて、風になびかせている。       「お待たせ!行こっかあ」     「ほんまに待ったわ!準備に何時間かかんねん!」       そんな他愛もない会話をしながら、約10分の道のりを歩いた。     そんな会話が楽しくて、あたしはずっと落ち着かなかった。     芽生はきっと何ともなかったのだろう。     大きな欠伸をしながら笑っていた。       …と何だかんだと思っていたら学校に着いた。     教室に行ったらいつものように美紀があたしの席に座っていた。       「あ、瑠衣!…と芽生、おはよ」     「おはよ!…なんか元気ないなあ。どうしたん?」       そんなことを聞いたあたし。     今思えばあたしはなんてバカだったんだろう       .
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