第一章 出会い

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    芽生は顧問の先生にお辞儀をしてから教官室から出てきた。       その時の芽生は髪の毛がワックスでセットされていて、前髪はあげていた。       「芽生……なんか雰囲気違う…」     「そうかぁ?…あ、バスケ部入るから。よろしくっ」       超イケメンの男子が我がバスケ部に入部した様だ。     カッコいい。     ほんとにカッコいい。     素直にそう思った。       芽生は初部活だった為、ずっと走っていた。     あたしは試合形式で練習していたけど、あまり集中することが出来なかった。       理由は芽生が気になってたから。       走っていた芽生を目で追っていたあたし。     なんだかちょっと、自分が恥ずかしかった。     結局ずっと集中できなかった。       .
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